7/3・4日、2010 JAF 東日本ラリー選手権第3戦、2010 JMRC群馬ラリーシリーズ第4戦、T.A.Gラリー(イベント名長すぎ)が、群馬県高山村をメインの舞台として開催された。
スーパーアクションラリーチームからは、東日本戦へ2台、群馬戦へ2台の計4台がエントリー。
サービス隊として、岡野隊長と内田兄を迎え、総勢10名のチームとなる。
東日本2クラスへのエントリーは以下の2台
エキサイティングに攻めるSARTエースドライバー、
ベコベコ2号こと、
上原利宏/郷右近孝雄組、BF-ACTION シビック
のんびりとした口調とはウラハラに常に虎視眈々、
青の6号こと、
池内しょうじ/平田弘毅組、BF-ACTION シビック2
群馬戦Bクラスへは以下の2台がエントリー
常にカリカリが信条、元気よく走ります、
きのしーこと、
木下聡/丸山剛史組、BF-ACTION レビン
いつだってマイペース、ボンクラーズ、
かじ助こと、
加治秀一/佐瀬拓野組、BF-ACTIONインテグラ
毎年「走らせる」構成が魅力のTAGラリー、今年の競技長は世界のトシアライ。走れない構成などあるわけがない。
DAY1には13kmのSS(スペシャルステージ・早いモノ勝ち区間です)3本を筆頭に9本のSSが配され、SSの総延長は65km以上。
DAY2は峠アタックでもおなじみ、群馬サイクルスポーツセンター内でのギャラリーSSを2本で、2日間のSS合計は11本、競技者は73kmのSSを全開で駆け抜ける。尚、SSは全てターマック(舗装)である。
SS総距離73kmという、かなりの構成の中、
上原/郷右近組が東日本2クラス優勝。
加治/佐瀬組が群馬Bクラス2位入賞となりました。
パチパチパチ。
ご支援・ご協力・そして応援いただいた皆様にチーム一同感謝いたします。
ラリー楽しいです!
アクションで、キミも始めよう、大騒ぎラリーライフ。
以下、詳細です。
DAY1
SS1からいきなりの13km。リズムの良い区間、クネクネとした林間の区間があるが、概ね走りやすい。16:30スタートとあってまだ明るい。
東日本2クラスは上原選手がベスト奪取で順調な滑り出しと思いきや、ギャップを超えた時の衝撃でアンダーガードが脱落しかけるハプニング。SS1の後半数キロはアンダーガードをパクパクさせながらの走行でのっけから大騒ぎの幕開けだ。ここで、池内選手がベストの5秒落ちでタイムをまとめて2位につける。FRCラリーで目覚めたレーシングタイヤ走りがここで爆発開花するのだろうか。
一方、群馬戦は、木下選手がベストの12秒落ちで3位、加治選手は25秒落ちで4位、ややトップとは離された印象があるが、まだまだラリーは始まったばかりだ。
SS2は約3kmのショートコース。ただし路面はドロドロヌチャヌチャでかなり滑る。
ここで池内選手がベストタイムでクラストップへ浮上。本人は抑えたと言い、なぜか解らないというが、総合でも4位に入るタイム。落ちたガードをなんとか吊って走る上原選手はここで5秒遅れてお尻に火が付いた。
群馬戦では木下選手がベストを奪取してトータル2位に浮上、加治選手は、ぬたぬた路面になすすべもなくクラス5位タイムで沈んだ(トータルでも5位)。
SS3は一昨年のTAGラリーで池内選手が「落ちた」道。約6kmの狭い林間の道で、日当たりが悪く路面は滑りやすい。
ここは上原選手がベストを奪取するも、池内選手も4秒落ちで食らいつく。
群馬戦の木下選手、加治選手は、ズブズブの5・6位タイム、この時点で木下選手はまだまだ狙えるトップから15秒差にとどまるも、加治選手は43秒差でやや終戦ムード。
SS3とSS4の間のサービスでサービス隊が見事な手際を見せ、上原選手の落ちたガードを除去した。間の悪いタイミングでサービスに連絡をいれた佐瀬は、電話を切られる始末である。
SS4。コースはSS1と同じだが、既に日も暮れて雨も降り始める。
萌えた燃えた上原選手がアタック、2番手に18秒近く差をつけてフィニッシュ。池内選手はドライビングのリズムが狂ったか、はたまた暗さが敵か、40秒近くちぎられている。
群馬戦ではやっとリズムが出てきたスロースターター加治選手が2番手タイム。木下選手はアタックが不発で5番手タイム。
SS5はSS2の逆走、ぬっちょぬっちょの登り3km
上原選手はセカンドベスト、池内選手は上原選手の4秒落ち。そろそろもうこの道はイイや、とのこと。
群馬戦では、なぜか(笑)加治選手がベストタイム。なんでだろう(笑)。刺さりそうになったのに。本人もよくわかりません。
SS6はSS3の逆走。前半やや急に登り、後半は緩やかな下り。ニュルニュル系。
上原選手はやや落として走行か。池内選手は気合いを入れて立木にキス寸前のセカンドベスト。しかしぺースノートがややフィットしていない様だ。
群馬戦2台はこの道苦手らしい。またしても5・6位タイム。ズブズブ。
サービスを挟んでいよいよDAY1最終セクションへ。
SS7はSS5とおなじ、ぬっちょぬ(略
雨がザーっと降ってくる。
上原選手はリスクを避けた走行。池内選手もクラス2位に。
群馬戦勢は加治選手がクラス2位タイムだが、トップには大きくやられた。どうやらトップ選手がアタックをかけている模様。ついて行けない。
SS8はSS1/4 の逆走。最後の13km。
ここで上原選手がまたしてもベスト。しかし池内選手もペースノートをロストしながらも熱い走りでセカンドベスト、アクションワンツーが見え始める。
群馬戦では、トップに引き離されての2位争いが激化。ここで加治選手の気持ちにようやくブーストがかかる。SS3位タイムながらもトータルタイムでは3位にジャンプアップした。木下選手はややタイヤに難があったか、トータル4位にダウン。
SS9。林道SSはここで最後。
しかし、ここまで好走をみせていた池内選手のミッションが悲鳴を上げる。後スタートの上原選手が見ているスタートで、なんと無念のミッションブロー。リタイヤを余儀なくされた。
群馬戦はトップの勢いが止まらない。トータル2位の選手がタイムを落とした為、3位タイムでフィニッシュした加治選手が2位にジャンプアップ。3位との差は10秒。木下選手は6番手タイムで順位を落とした。
DAY2
DAY2は群馬サイクルスポーツセンター内の3.5kmのSS2本。
雨は上がったものの、日の当たらない木陰の路面はハーフウェット。
芝生を横切るコース設定で、なんと一部ダート。
上原選手は危なげなく走りきり、順当に優勝。再車検の呼び出しをくらってダッシュする姿もまた、それはそれでヨシ。
群馬戦はこのコースを知っている加治選手がベストを狙うも、前日リタイヤからスーパーラリーで復活した選手にベストを奪われ両SSとも2番手。ギャラリー前のパイロンターンはぎゅっと抑えたグリップターン(小山走りを参考に)。しかし、「つまらねぇ」と大ブーイング。もういいよ。サイドなんてとっちゃおうぜ(笑)。結局終わってみれば、加治選手がぶっちぎられての2位入賞。しかし加治選手にとっては数年ぶりの、佐瀬にとってはラリー初、イベントでは6年ぶり?の入賞となった。
木下選手は5位フィニッシュとなっている。
ドライバー談話
上原選手 東日本2クラス優勝
今回はサービスの活躍に尽きる。5台(共同サービス1台を含む)の面倒を2人でやるのは大変だ。スタート前には「舗装だから基本なんもやんなくていいんじゃねぇ?」と伝えたが、SS1終了後から「ガード外れた!ガード外れた直せ!直してクレ」と大騒ぎにもしっかりとした対応で助かった。
池内選手 東日本2クラス リタイヤ
DLのセミレーシングタイヤいいです!私のゴリゴリ運転をも許容してくれました。サービスの方々には期待を裏切りスミマセン。次こそは。そうそう、Verity! Very Goodです。5w-30を使いましたが、アクセルのツキが抜群になりレスポンスアップしました。ACTIONのスタッフの方々、EGの復活お願いします。次はエースに冷や汗をかかせます。
加治選手 群馬Bクラス 2位
準備して本番に挑み、チャレンジすることの重要性が解ってきたような気がしています。まだまだ上とはタイム差があります。この実戦で学んだ経験をしっかり積み上げて更に上を狙っていきたいと思います。
木下選手 群馬Bクラス 5位
自分なりにやる事はやりましたが5位でした。次戦は結果が出せるように頑張って走ります。
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