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がんばろう!福島 MSCCラリー

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2011年6月10日、全日本ラリーの第4戦となる「がんばろう!ふくしまMSCCラリー」が災害の記憶も新しい福島県棚倉町周辺で開催されました。2日間、55kmの未舗装SSに全開で挑みます。

アクションレーシングチームのエントリーは、JN-3クラスに「出れば速い」エース上原/郷右近組、全日本選手権に初挑戦の「可能性の男」池内/松尾組の2台。併設の東日本ラリー選手権BC-2クラスには木下/佐瀬組がエントリー。3台を支えるサービス隊には、内田、加治を迎え、万端盤石万全のチーム総力戦が展開された。


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クラス2位をゲット!上原/郷右近組

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初出場初入賞!池内/松尾組

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地区戦優勝!木下/佐瀬組



DAY1

未明から降っていた雨もスタート時刻頃にはほぼ上がり、沿道のギャラリーに見送られながら、ラリー車はSSへ向かって移動。DAY1のSSは13kmが3本、ギャラリーステージのショートコースが4本の7本で構成され、距離の長さからも、また、その道の過酷さからも勝負所と目されていた。

SS1 Manahata Yamizo R 13.64km
600mの標高差を一気に下る熱い道。昨年までは登りで使われており、逆走で使われるのは初めてとなる。
尾根沿いのフラットなダートから、ガレた下り、川沿いの高速区間、と道の様相も刻々と変化する。

JN-3クラスの優勝候補に次々とバーストがおそう。
上原も例外ではなく、フィニッシュまで1kmを残した地点でバーストを喫した。しかし、クルクルステアの魔術でクラス3番手タイム。

池内は前走車がトラブルからコースをふさいだ影響から、均一タイムを与えられている。

地区戦の木下は、2位を40秒引き離すベスト。

SS2 Renaissance 0.5km
ギャラリーステージ。一昨年は池内が杭をぶったおしている。

上原は3番手、杭なんてどこにもなかったよ、と、うそぶく池内は9番手。

地区戦の木下は、最終コーナーでアウト側の土手にヒット。池内の杭は絶対に避けるつもりのアウト周り作戦が裏目に出てドライブシャフトを破損。運良くこの後すぐに控えていた20分間サービスで、サービス隊の死力を尽くした作業により、遅れなく競技に復帰した。

SS3 Manahata Yamizo R 13.64km
2ループ目となるSS1と同じ道。濃い霧が発生しドライバーの視界を奪う。路面はかなり掘れてきて、所によってはかなりの轍が刻まれた。

上原はいまひとつ調子が上がらず4番手タイム。合計タイムでは3番手を保持している。
池内は霧に視界を奪われた上、ギャップでのシフト抜けが多発。クラス8番手タイム。
地区戦の頃には霧も薄くなり、木下はベストタイム。

SS4  Renaissance 0.5km
上原は7番手、池内は9番手タイム。

SS5 Renaissance 0.5km
上原は3番手、やっと眼が慣れてきた池内はエンジンが掛かってきて6番手タイム。
ショートコースなので総合の順位に、さほどの影響はない。

SS6 Manahata Yamizo R 13.64km
最後の真名畑は掘れ掘れの轍コース。
上原は熟達の轍走り。SS1のタイムを17秒短縮したもののクラス4番手。しかし、トップ選手も遅れたためその差は33秒。池内はやっと普通に走れた、と言うが、オーバーシュートから停止。クラス7番手。

SS7 Renaissance R 0.45km
DAY1最後のSSは、ギャラリーステージを逆走。
ここで上原が初ベスト。池内は集中力が途切れズブズブタイム。
地区戦は、このSSが最終となる。木下は、セーフティマージンを守りきり、地区戦初優勝を成し遂げた。

DAY2


DAY1と比べるとSS距離は短いが、今年からはデイポイント制が導入されていて、各車のアタックが予想される。上原と前後車の差は、1位と34秒、2位と30秒。後続の車とは12秒。この時点では、3位表彰台を巡る争いが予想された。池内のポジションは8位だが、6位までの差は10秒となっており、追い上げが期待された。

SS9 Higashimaeda 2.28km
セッティングと走り方を調整した上原がアタックし、ベストタイムを奪取。ここで1位選手がコースオフしたため、ポジションをあげる。また、このステージで合計タイム4位だった選手もコースオフからタイムロス。
上位陣のリタイヤにより、池内は7位にジャンプアップ。入賞まで5.5秒に迫る。

SS10 Higashinobokuya R 2.81km
本領を発揮した上原が連続ベスト。1位との差は27秒に縮まった。残り距離を考えるとやや苦しい所。

SS12 Higashinobokuya R 2.81km
池内は入賞を狙った走りで6番手タイム。上位選手のタイムが落ち込んだため、土壇場の逆転で6番手にジャンプアップ。さらに上位選手にロードセクションでのペナルティが加算されたため初出場の全日本で5位入賞を果たした。
上原は最終SSでもベストを奪取。準優勝をゲット。また、DAY2合計でのクラストップタイムとなり、デイポイントを獲得した。

ドライバー談話


上原選手
アクションでの緊急の作業ありがとうございます!
今回は自分のワークをこなしただけだ。結果そうなっただけ。次は見てろよ!

池内選手
タナボタです。
事前準備でイッパイイッパイだった。
サービスに応えるべく最後まで走り勝つキモチでいきましたが。。。
永由さん、宇野さんありがとうございました。
自分が立てた杭を倒すわけにはいかねー。

木下選手
今回はサービスの皆さんに助けて頂いたおかげで勝てました。ありがとうございました。次戦も頑張ります。



— posted by action at 09:39 pm   commentComment [1]  pingTrackBack [0]

この記事に対するコメント・トラックバック [1件]

Up1. トモ — 2011/12/22@23:42:41

初めまして、MSCCを観戦していたものです。
今年のシビック勢はなかなか元気があって見ている側としてもよかったです。
来年は仕事の都合上、MSCCは見にいけませんが頑張ってください。

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